『水の柩』

 

私たちがあの場所に沈めたものは、いったい何だったのだろう。
五十数年前、湖の底に消えた村。少年が知らない、少女の決意と家族の秘密。
誰もが生きていくため、必死に「嘘」をついている。

いま最もまぶしい作家が描く、成長と再生の物語。

老舗旅館の長男、中学校二年生の逸夫は、自分が“普通”で退屈なことを嘆いていた。同級生の敦子は両親が離婚、級友からいじめを受け、誰より“普通”を欲していた。文化祭をきっかけに、二人は言葉を交わすようになる。「タイムカプセルの手紙、いっしょに取り替えない?」敦子の頼みが、逸夫の世界を急に色付け始める。だが、少女には秘めた決意があった。逸夫の家族が抱える、湖に沈んだ秘密とは。大切な人たちの中で、少年には何ができるのか。絶望と希望を照らす作家・道尾秀介がおくる、心に染みる人間ドラマ! /講談社

TBS「情熱大陸」のカメラの前でラストシーンを書き上げた長編小説



『水の柩』特設サイト




「出てくるものが全部無駄なく、計ったように、でも無理のない自然な流れのままで出てくるのが「すげえなあ」と思いました」/style-3! 髙嶋英輔




書評/「Web本の雑誌」




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